それだけ期待されているこの試合。昨年のリベンジと合わせて札幌には何としても勝って勢いに乗りたいところ。

選手入場

 
【先発】
FW9.鈴木　　FW11.新居
MF7.濱田　　　　　　MF34.山城
　MF8.ユン　　　MF14.高橋
DF16.高地　　DF5.ユジン　DF4.飯尾　　DF23.衛藤
GK33.田中

【サブ】
GK31.浅井　 MF6.村主　 MF18.竹村　
MF28.廣瀬　　FW25.藤田

GK田中？？正直第5のキーパーと言われていた男が開幕スタメンになるとは。。正直ビックリ。 だって大宮時代も公式戦に一試合も出てないし、この開幕戦は初出場でしょ！？私的には練習を見ててもかなり不安だったのですが大丈夫かな～。 。しかも控えGKが浅井だし。富永、中林は何処行っちゃったの？

そして14：00運命のキックオフ。
しかしサガンがすぐさまペースをつかみ出す。やはり右サイドからの攻撃が主体か。山城が非常にいい動きをしている。 それにつられるように衛藤もオーバーラップを見せるがあと少しのところで札幌に潰されゴール前への供給が上手く行かない。 いったんユンに預けそこから試合を組み立てて行くのがほとんどなのだがユンから受けた選手から前線へのパスの精度やパスミスも多くフィニッシュまで持っていけない。 しかし、両チームで最初のシュートはサガンのユジンのヘッドだったりとほとんどサガンがボールを触っている時間が長かった。 ユンの見事な股抜きのスルーパスありピンポイントのロングパスありとユンが触ると次に何が起こるのかワクワクした。 しかしながらやはり前線の新居にはパスコースを切られ中々通らない。ここは札幌もしっかりとチェックに来ていた。

中盤までは良いんだけどね。。

ユン様が積極的に指示を出す

もう一方のFW鈴木はポストプレーに徹していた。 豊富な運動量で縦横無尽に走り回りパスを受け競り合いでも決して負けることは無かった。しかし落とした場所に誰もいなかったりと、 あと少しのタイミングでチャンスになる機会をことごとく失っているような感じがした。そして、不安だったDF陣。 札幌のFWフッキが前線でキープし2列目から飛び出してくる選手をユジンと飯尾コンビがことごとく潰してくれた。特にユジン！ 競り合いは強いし1対1も負けないしすごく安定したプレーで非常に頼もしかった。

鈴木は流石でした

セットプレーも難なくクリア

惜しいシーンが何回かありました

そんな事で前半はサガンにも決定的なチャンスは無く、 注目だった札幌のFWフッキもサガンのDF陣が見事に抑えてくれたのでフリーで打たせる場面も無くただただ一進一退の攻防。 ボールは断然サガンが支配してたのだが。。札幌のシュートも2.3本ぐらいしかなかったんじゃないかな。

【J2：第1節】鳥栖 vs 札幌：ハーフタイムコメント  [ J's GOAL ]

後半開始

後半開始後もサガンが押し気味にボールを支配するも、前線へ のラストパスがつながらない。 中盤ではためを作って上手くボールを回せているし両サイドへの展開もすばらしく良いのだが。。 セットプレーはすべてユンが蹴ったのだがそのチャンスも単発で終わってしまう。 セットプレーからの連続攻撃は見られず札幌のDF陣に一方的に跳ね返されていた。相変わらず札幌も攻めに精彩を欠き、 ゴール前で来ないしサガンのボランチとDFが頑張っているのでGK田中の出番は無かった。

開始早々からセットプレーのチャンスが何回もあったのだが・・

しかしこの時が来ましたよ。
後半20分札幌のFK。PAすぐ外の右サイドからキッカーはフッキ。これまでまったく見せ場の無かったフッキだけに狙って来るのだろうなと。 壁を超えて逆を付かれたGK田中の前でボールが落ちゴール。

逆取られてるし。。。

ボールはゴールへ・・・

後半20分　フッキ[札幌]　0-1

さて、失点をしてしまいました。またもや昨年から続くセットプレーからの失点...orz
コレはハッキリ言ってGKの経験不足から来るアクシデントなのでしょう。試合後の松本監督も「経験不足」とハッキリ仰っていますし。 蹴ったフッキも「最初はセンターリングするつもりだったがGKが逆に動いたので直接・・・」と言っています。
サガンペースでここまで来た試合に観客からもため息。サガンも惜しいチャンスが何度もあったんですがすべて相手GKの正面。 今までのチャンスを物に出来ないからこのような事になってしまうと思っていても後の祭り。残り20分どのような戦い方をするのか。

後半24分　MF7.濱田→MF28.廣瀬浩二
後半29分　MF34.山城純也→FW.25藤田

廣瀬の果敢なドリブルは見ていて気持ち良いですね

来ましたよパワープレーですね。 このような点を取られてからの戦い方を今年はどのようにしていくのか注目していたのですが右サイドにドリブル突破が持ち味の廣瀬が来た事で右サイドからの攻撃が面白ように相手ゴールラインまで切れ込んでいきます。 廣瀬がキープしたら後ろから衛藤がオーバーラップ。 衛藤はこの時間帯になっても運動量が落ちず3人に囲まれてもその間をスルスルと上手く交わしてゴール前までGKと１対１の距離にありながらも最後はパスを出してしまいゴールならず。 廣瀬も同様にスピードにのった独特のドリブルでPA内に軽く進入していっていました。 この時間帯は相手DFもしんどいので新卒組はかなり使えると思った。が、なんせラストパス精度と運が無かったですね。

いい角度のセットプレーもあったのですが・・

ユン様不発

もう試合終了間際、新居の惜しいシュートがあったのですがこれまたGK正面で試合終了・・・

あ～開幕勝利ならず・・・

お疲れ様

今年も開幕戦は勝利を飾る事はせきませんでしたが、試合内容は決して悪くなかったです。 終始サガンペースだったしカウンターを喰らって危ない場面もありましたがDFとボランチで良く対応していたと思います。 攻撃陣もPA内に入ってきたらもう積極的に打ったほうが良いですね。両サイドの高地・ 衛藤が何回かゴール近くまで進入して行きましたが最後は人が多い中央へラストパス。 それよりも積極的に打ってこぼれ玉の方が得点チャンスが出てくると思います。

それにしてもサガンのDF陣が見違えるほど安定していたのにはビックリしました。 特にDF5.ユジンは高さも足元も素晴らしくそれをカバーするDF4.飯尾も素晴らしかった。 開幕戦で得点できなかった要因はやはり公式戦の中で修正して行かなければならない内容だと思います。 公式戦においての試合感ってやつですかね。。

サガンのサッカーは見ていて本当に楽しくワクワクさせてくれるサッカーになってくれました。 この分だと早々に結果が出て波に乗ってくれる事でしょう。

J2 第1節 vsコンサドーレ札幌試合結果 [サガン鳥栖公式]
鳥栖 0 - 1 札幌　（14:04／鳥栖／15,572人）
得点者：'65 フッキ（札幌）

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