J2第41節 サガン鳥栖vsベガルタ仙台
久々のデーゲーム。今日の鳥栖スタは非常に天気が良く気温が高いものの風が涼しかったので絶好の観戦日和となった。いよいよ、 第4クールへ突入。今日の相手はサガン鳥栖の1つ上を行く4位のベガルタ仙台。4位と5位の直接対決にもなり仙台との最終戦でもある。 ここまでの対戦成績は1勝2敗。サガン鳥栖にとっては上の順位に近づく為にも、 そして対戦成績をイーブンに持っていく為にも負けることの出来ない非常に大事な試合。
「何としでも勝って欲しい」
そんな、思いだけでキックオフの時間が待ち遠しくてたまらなかった。
非常に良い天気なった鳥栖スタ
【スタメン】
FW32.平林 FW20.山口
MF7.濱田 MF34.山城
MF14.高橋 MF23.衛藤
DF16.高地 DF5.ユジン DF3.加藤 DF26.長谷川
GK1.シュナ
【サブ】
GK31.浅井 DF13.吉田 MF7.ユン MF28.廣瀬 FW11.新居
この試合、先日、名古屋から加入したばかりのFW平林がスタメン。 スピードが持ち味の選手なだけに新居のような裏への飛び出しに期待が高まる。 新居やユンも怪我からスタメンこそならなかったもののサブのメンバーに控えており時間限定の出場になりそうだ。 仙台はもっとも警戒をしなければならない外国人3人の内、ホルジェスとチアゴが出場できずロペスのみ。そんな状況下で前半のキックオフ。
サガン鳥栖は中盤で繋げてFWの山口に預けようとするも執拗なプレッシングに玉がなかなか前線に収まらない。 平林も前線でまったくキープ出来ずにいる。やはり、 前線で玉が収まらないと中盤の選手も押上げが出来ずなかなかゴールまでが遠い感じでサガンペースに持っていけない。また、 仙台も同じような感じでロペスをFWに配した仙台もしっかりと衛藤がロペスを抑えているので機能せず、まさに、中盤での潰しあいとなる。
なかなかゴールまでが遠い・・
ロペスはしっかり衛藤がマーク
そんな中、サガンに決定的なチャンスが訪れる。カウンター気味に高地が左サイドを駆け上がり中央へグラウンダーのクロス。 中央には平林がどフリーで合わせるもGK正面で弾かれ、そのこぼれ玉を濱田がシュートするもまたもやGKに弾かれてしまう。 この時ばかりは頭を抱えてしまった。両チームを通じて唯一の得点シーンだっかもしれない。
リスタートからの惜しい場面もあった前半
それ だけ、両チームともチャンスらしいチャンスがないほど一進一退の攻防で、あっという間に時間が過ぎた。前半の終了
【J2:第41節】鳥栖 vs 仙台:ハーフタイムコメント [ J's GOAL ]
後半のキックオフ。
後半に入ると仙台がうまく中盤で繋げ始め、サガンは防戦一方の展開になった。サガンが最終ラインで攻撃をしのぎ前線へ玉を運ぶも、
仙台ボールになり攻撃を喰らう。何しろ、FW2人が完全に押さえ込まれていた為、
カウンターに移ってもセンターラインを越えた辺りでスローダウンしパスコースを探している。これでは、
せっかくのチャンスもなかなか得点には結びつかない。
ラストパス一本で状況は打開できると思っていたがそのラストパスが出ず枠にもいかないミドルを打って攻撃が終わってしまう。
そんな状況が続くと攻撃しても得点に結びつかずサガンの選手達も疲れが見え始める。
なかなか攻めきれない
そんな状況を打開するべくベンチが動く。ユンと新居を同時に投入。ベンチ前に2人が現れた時、 鳥栖スタから一斉に拍手が沸き起こりスゴイ盛り上がりを見せた。やはり、鳥栖スタのお客さん全員が待ち望んでいた事なのだろう。
後半16分 [交代] FW32.平林→FW11.新居
後半16分 [交代] FW20.山口→MF8.ユン
ユンが入ったことにより、 中盤で玉が落ち着くようになりボランチの衛藤や高橋も積極的に攻撃に参加するようになり前線が厚くなっていった。 そんな中でもユンは裏へ飛び出す新居に玉を供給する。 仙台もそれに負けじとクロスやスルーパスを入れ一対一の決定的なチャンスを作るもシュナの神懸り的なセーブで得点できなかった。
仙台の攻撃を懸命に凌ぐ
後半37分 [交代] MF7.濱田→MF28.廣瀬
時間も残り少なくなってきた。このまま最悪ドローかと鳥栖スタの空気がそのような感じになり始めた。しかし、 仙台は攻撃の基点になるべく下がり目にいたロペスを再度前線に上げパワープレー気味になるものの新居の飛び出しを警戒しなければならない最終ラインは上げる事ができず間延びしている。 その空いたスペースを上手く突いて最後の攻撃を仕掛けるサガンの方が優位ではあった。必ず得点してくれると。。。
ロスタイム表示2分・・・
相手のオフサイドを取って、FKから中盤でフリーで待っていたユンへ。そのユンが裏を突いた新居へ絶妙のパス。 相手DFと競りながらPA内で切り返しDFを振り切ると倒れこみながら左足でシュート!!
後半46分 FW11.新居(鳥栖) 1-0
キキキターキ━━ (*`Д´)=○)Д゚) ´Д゚)・;' タァ━━!!
こんな劇的なゴールがあって良いのでしょうか。。
もう、なんか涙が出てきちゃって前が見えないんですけど。
そ、そして、、試合終了のホイッスル。。その瞬間、鳥栖スタが揺れた。
か、勝ったよ つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
勝った!!
やりました!!
この勝利はもの凄く大きいと思う。
もう、何も言う事はない。
89分までのハラハラドキドキの心憎い演出ありがとう!
サガン鳥栖を応援してきて本当に良かったと思えた仙台戦でした。
遠路ご苦労様でした。
最後に、平林を嫁に指摘される後半まで”ひらしま~!”と大声で応援していたのは秘密です(笑)
9月23日(土) 2006 J2リーグ戦 第41節
鳥栖 1 - 0 仙台 (14:04/鳥栖/7,205人)
得点者:'89 新居辰基(鳥栖)
松本育夫監督(鳥栖) 記者会見コメント [ J's GOAL ]
ジョエルサンタナ監督 (仙台)記者会見コメント [ J's GOAL ]
試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
【J2: 第41節 鳥栖 vs 仙台 レポート】明暗を分けたロスタイムの2分。エースが決めた鳥栖とエースが不在で敗れた仙台。 [ J's GOAL ]
よかった、勝った。
勝ち点差はまだ4と順位の入れ替えはできないけれど、勝っていけば、J1昇格の可能性は消えないはず。
Posted by: のりっく | 2006年09月24日 16:13
いつも写真・レポートご苦労様です。
試合終了後のサポミでも出てましたが、新居・ユン2枚替えの際のどよめき、彼らに対する期待がどれだけ大きいかを感じました。
昨年までは後半30分以降の失点が怖くて怖くてたまりませんでしたが、
柏戦の10人でのロスタイム弾、先週の義希のロスタイム弾、そして今回の新居・・・
最後の最後まで魅せてくれる戦いにさらに惚れ込んじゃいますね。
第4コーナーを回った直線、ラストスパートのムチが入った!
シュナのインタビュー通り、神戸戦を勝って帰って来てくれると信じましょう!
Posted by: kurahei | 2006年09月24日 16:14
のりっくさん>>
仙台戦は最後の最後に勝利という劇的なドラマが待っているとは(笑)
新居の一発は、それまでの緊張感が一気に爆発した瞬間でした。今は、一戦、一戦を勝って行けば自然と目標が近づいてくるはずです。
kuraheiさん>>
>最後の最後まで魅せてくれる戦いにさらに惚れ込んじゃいますね。
まさにその通りなんですね。柏戦に追いついたあの一戦以来、何かやってくれそうな気がするんですよ。昨日の試合もサガンは絶対に何かやってくれるようなきがしてました。次の神戸戦もこの勢いでやってくれると思います。第4クールは上位にすべて勝って台風の目になって混戦J2を演出して欲しいですね。
Posted by: magpie | 2006年09月24日 17:16
衛藤がボランチとして安定したおかげでユンが1列前で機能できる、良いケースであったようですね。
しかし新居の切り返しと、倒れ込みながらもボールは流し込むセンス、、、、凄い。。。(ゴール映像のみYouTubeで見れました)
Posted by: zingtang | 2006年09月26日 02:11
zingtang さん、そうですね、衛藤に関してはこの試合に限って攻撃の面でちょっと・・と思う場面が多々ありましたが、しっかりと守備をしてくれたおかげでヨシキの攻撃参加もできますし前線での攻撃の厚みは出来ました。
しかし、ここぞという時のユンの縦一本と新居のシュートセンスには痺れますね(笑)
Posted by: magpie | 2006年09月26日 13:58
SNSで書いたんですが、川崎Fのサポーターと選手。感動したいなんて・・。すいませんでした。私も思わず泣きました。新居・ユンに対するあの歓声は今後の鳥栖の武器です。
Posted by: teru | 2006年09月27日 05:03
TERUさん、確かに川崎Fのあの出来事。選手とサポがその時間を共有できる喜び。これは、サガン鳥栖でも同じことが言える仙台戦でしたね。新居とユンに対する拍手は確かに凄かった!ベンチ前に現われただけで彼らのオーラが鳥栖スタを包み込んだって感じでした。
Posted by: magpie | 2006年09月27日 09:11