ちょっとモヤが掛かっていて写真を撮るのはつらい状況ではあるが、湿度が高いわけでもなく心地よい観戦日和となる。ここまで、 3試合して3分と昨年からの相性の悪さをそのまま引きずってしまっている水戸戦ではあるが、 今日こそは水戸の固い守りをどう崩していくかチームの成長をに期待していた。

【 スタメン】
FW25.藤田　
　FW8.ユン
MF20.山口　　MF7.濱田
MF14.高橋　　MF23.衛藤
DF13.吉田　DF4.飯尾　DF5.ユジン　DF2.小井手
GK1.シュナ

【サブ】
GK31.浅井　DF26.長谷川　MF34.山城　MF10.宮原　FW28.廣瀬

前半、ファーストシュートは水戸に打たれてしまったが、その後は、サガンのポゼッションがいきなり効いていた。 水戸は前線と最終ラインをコンパクトに保ち、中でサガンのプレーをさせないように網を張る格好。 玉を奪えば一気にカウンターを仕掛けるいつものパターン。しかし、決していつものグダグダ感はまったく感じなかった。それは、 多種多彩な攻撃パターンを見せてくれたからだった。

前半は特に小井手が果敢に攻め上がります

守備での出足も早かった

両サイドから展開すれば中に空いたスペースへ素早いパス、そして、中で細かく繋いでDFの裏へ。もしくは、 中が駄目と見るや1回最終ラインまで下げて水戸のDFラインが上がった所でDFの裏へなどなど。。とにかく水戸の守備をどうやって崩すか、 個々の選手達が本当に良く考えて動いていたと思う。特にダブルボランチの高橋と衛藤は積極的に攻撃に参加。 高橋のドリブルは素晴らしく逆に衛藤の両サイドへ展開は正確性があって見ていてとても楽しかった。吉田はベテランらしい落ち着いたプレーで何度も水戸のチャンスを潰していた。

中に1回叩いて、またサイドから攻撃を仕掛けるパターンが両サイドで何回か見られるようになった時。 右サイドを小井手がオーバーラップしクロスを上げる。そして、頭で合わせた選手は・・・

後半19分 FW25．藤田　祥史　（鳥栖）　１－0
ｷﾀ━━━( ´∀`)･ω･) ﾟДﾟ)･∀･)￣ｰ￣)´_ゝ`)-_-)=ﾟωﾟ)ﾉﾖｫ━━━!!!!

ふ、藤田が・・・｡゜（ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡ｳｧｧｧﾝ
ゴールに入った瞬間サイドネットとポールに挟まった玉を見て得点が入ったとは正直思っておらず、 藤田がガッツポーズしたのを見て改めて喜びを爆発してしまった。なんか、夢心地のようで、、藤田リーグ戦初ゴールおめでとう！！

ゴールを決めた藤田。
この後、岸野さんとしかっり抱擁

で、水戸もいよいよ前線からプレッシャーを掛けて攻撃をしてくるのかなとワクワクしてみたりもするが、、 何と相変わらずサガンの攻撃を待つばかり。でも、サガンも1点じゃねぇ、、何が起きるか分からないし、これまで相性の悪い水戸だし。 バイタルエリアまでは上手く繋がるもののあと一本が出なかった。それでもボールの支配率は明らかにサガンが上。 フィニッシュさえ上手くいけばなと思いながらあっという間に前半が終了。

【J2：第45節】鳥栖 vs 水戸：ハーフタイムコメント  [ J's GOAL ]

後半、「あなたたち負けてるんですけど？？」と思わず言ってしまいそうになった水戸の引き篭もり。 おかげでサガンはDFラインでボールを回しまくり、GKのシュナもPA内でボールを足元に置いて明らかに時間稼ぎ。だって、 水戸が玉を奪いにこないし・・（笑）

最終ラインで回し放題

サガンが攻撃に出ればレイトタックルしまくりでイエロー連発。「佐賀までサガンの選手を削りに来たんか？」と言いたくなった。 水戸のFWアンデルソンで言えば後半から投入されたにも関わらず後半17分に2枚目のイエローで退場になるし。ま、 逆に言うとそうしないと止められないほどサガンのポゼッションが効いていたという事ですね。

1人少なくなった水戸だったが逆にサガンが押し込まれる時間が多くなる。しかし、DF陣を含む全員守備でしっかりと抑えていた。 確かに危ないシーンもあったがシュナの活躍を見なかったという事は良かったのかな。選手交代も後半の28分まで行われず、 それだけ守備も攻撃も安定していたという証ですね。

セットプレーもしっかり抑えてました

後半28分　[交代]　MF20.山口→FW28.廣瀬
後半36分　[交代]　MF7.濱田→MF10.宮原
後半44分　[交代]　FW25.藤田→FW34.山城

天皇杯の時とほぼ同じ角度だったが・・

 
メグさん飛び込むもゴールならず、、惜しかった

後半も残り10分ぐらいからは宮原の右サイドからグラウンダーの超ロングキラーパスあり、廣瀬のドリブル突破あり、 左からのクロスに藤田が囮になってフリーで飛び込んだ衛藤のヘディングシュートあり。得点には結びつかなかったが非常に見ごたえがあった。 最後の最後でカウンターからバイタルエリア内に入り、あと少しでシュートか、、という所でユンが最終ラインまで玉を返した時はある意味サガンの成長を感じた（笑）とにかく、 ボールさえ支配していれば相手のチャンスなんて無い分けだしね。そして勝利のタイムアップ！！

 
水戸に やっと勝てました　つД｀)･ﾟ･｡･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ

ヾ(*゜ー゜*)ノヾ(。。*)ノヾ(*゜ー゜*)ノヾ(。。*)ノ バンザーイ!!

とにかく藤田おめでとう！！

今日の試合は確かにシュート数も少なく得点としては1点しか入らなかったけど自分的には非常に見ごたえある試合だった。 攻撃時の選手達の連動、守備時のマークの受け渡し、個々の技術、リードしている場面での時間の使い方。 本当にサガンは強くなったし上手くなったなと思った。今シーズン開幕時から比べると雲泥の差ですね。 これがサガンの目指すサッカーだったんだと。いよいよ、残り試合はサガンの集大成が見れるような感じがします。

今日の試合でホーム3連勝！4位の仙台とも勝ち点が4差、数字的には非常に厳しいが3位の可能性も残されています。 最後の最後まで諦めず最終節までサガン鳥栖には駆け抜けて行って欲しい。 中2日で次節は山形戦ですが必ず勝ち点3を獲って帰ってきてくれると信じています。

水戸サポーターの皆様、遠路ご苦労様でした。

10月18日（水） 2006 J2リーグ戦 第45節
鳥栖 1 - 0 水戸　（19:04／佐賀／5,991人）
得点者：'19 藤田祥史（鳥栖）
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