J2第5節 サガン鳥栖vs徳島ヴォルティス
昨日からの雨もすっかり上がり、風は多少あったものの絶好の観戦日和となった。
と、いうのも前節の草津戦で初得点を上げているので調子は上がりつつあるのかと。
雨の中ではサガン鳥栖が得意とするパスサッカーはできないので、その上り調子を持続する為にも晴れて本当に良かった。
そして、スタメンの大幅変更には驚いた。岸野監督の我慢も第4節までが限界だったのだろう。監督が頭を悩ませて開幕のスタメンを決め、 その責任から使い続けた選手を今日はガラっと代えてきた。
【スタメン】
FW:9.アンデルソン 30.レオナルド
MF:19.山城 23.衛藤 8.ユン 7.山口
DF:16.高地 20.内間 26.村主 2.小井手
GK:12.赤星
【サブ】
FW11.蒲原 MF:24.清水 10.宮原 DF:26.長谷川 GK:33.河田
シーズンも始まっているのでこういう言い方はどうかと思うが、 4節まで見てきて確かにシックリ来ない感じもあったので気持ち的にも何かリセットして観戦する事が出来た。この試合、 左MFに入った山口の動きを注目していた。
「昨年と何が違うのかな」と開幕からずっと考えていた。中盤ではよく玉が回るのに、ラストパスが出ずシュートが打てない。。これまで、 前目の両MFはドリブラータイプの選手。ボールをコントロール出来るのはボランチの衛藤とユンのみ。 これではボランチから出てくるロングボール、もしくはボランチさえ抑えれば鳥栖の攻撃を大抵止められる。昨年の事を考えれば、 底の選手でコントロールしC大阪に移籍した濱田のような前線でラストパスのタイミングを計る選手がいた。 前線でタメが出来る事で底からの押し上げができ攻撃に厚みが出て得点していたような気がする。
その前線でラストパスが出せ、タメを作れると言う事で山口が選ばれたのだろうと。と、 言う事で昨年のパスサッカーが復活できるのではないかとスタメン発表と同時に徳島戦が楽しみになってきた。
前半からサガン鳥栖のペースで試合が進む。ま、 山口がどうだったかと言えば驚くほどのプレーは無かったが明らかに左サイドの高地とユンが絡んで相手も守りにくそうな感じが。 左が窮屈になってくるとすかさず逆サイドへ展開。何か今日は久しぶりに鳥栖らしく個々の選手が運動量豊富に動き回っている。 見ていて凄く楽しい。
楔にアンデルソンが入ればレオがそれを感じで裏へ抜け出す。 アンデルソンが楔に入ったかと思えば持ち前の強さで自分でシュートを打ったり。そして、 ツートップの対応をしている相手を尻目に2列目からの飛び出し、シュートと本当に多彩だった。 FKでユンの素早いリスタートに反応し相手DFの裏を抜け出してGKと一対一になった山城のシュートは外れたもののサガン鳥栖らしい攻撃パターンだった。
また、これも一番気になるCBだが初スタメンの内間も色々と細かい事を言えばきりが無いのだが、 相手FWも体がでかく競り合いには頭1つ負けていたのだが、それでもしっかりと体を寄せて自由にさせていなかった。 ベテランの村主の指示もあり時間が経つに連れて、だんだんと自信になっているような気がした。
そして、何回もゴール前に迫りつつ惜しいチャンスを逃していたが前半も終わりになろうとしていた時。 左サイドで高地が逆サイドでフリーになっていた山城へロングフィード。山城が右サイドからPA内に深く切り込み、中央のレオナルドへ。 レオナルドがシュートを打つも相手DFに当たりバイタルエリアの左で構えていた高地の足元へ。 ゴールへのコースを見極めた高地はそのままミドルシュート。巻くようなシュートはゴールの左隅へ。
後半44分 DF16.高地 系治(鳥栖) 1-0
今季、ホームの初ゴールに鳥栖スタのムードは最高潮。割れんばかりの歓声だった。 やっぱりこの感動的な瞬間があるから負けて悔しい時があっても鳥栖スタ通いを止められないんですよね(笑)
いやぁ~、ホーム初ゴールまで本当に長かった C=(^◇^ ; ホッ!
【J2:第5節】鳥栖 vs 徳島:ハーフタイムコメント
後半もパスミスからカウンターを喰う場面があったが何とか凌いでいた。 流れ的には非常に良かったが実はパスミスやトラップミスも今日は目立っていた。 リズムが非常に良かっただけにパスミスが無ければもっと多くの決定的なチャンスを作れていた思し追加点も獲れていたかなと思う。
後半20分 [交代] MF8.ユン→MF10.宮原
後半30分 [交代] MF7.山口→MF24.清水
後半36分 [交代] MF19.山城→FW11.蒲原
負けていても交代を急がなかったに勝っている状況で早めの交代をしてくる岸野監督に少々驚く。しかし、 長い時間宮原のプレーも見れたし初めて清水のプレーを見れたので良かった。 宮原は前の選手なのでユンの同じ位置でのプレーは少々窮屈そうだったけど、それでも一生懸命守備を頑張っていた。 危ない場面も特に無く時間もあっという間に過ぎていく。
そして勝利のタイムアップ。
本当に新しく生まれ変わったサガン鳥栖を見ているようだった。 アンデルソンの惜しいシュートも見れたしレオナルドと絡んでかなり調子が上がってきたように思う。 ユンも前線でタメが出来るので今日は殆んど前線へのロングボールは見れなかったし逆に両サイドをかなり使っていたのでチーム自体のバランスも良くなってきたと言う事かなと思う。
でも、この試合内容が本物かどうかは連勝できるかに掛かってくる。
今日の観客数がいよいよ5,000人に届かなくっていた。間違いなくスタートダッシュに失敗したからだと容易に検討はつく。だから、
連勝は絶対条件。”たまたま”と言われない為にも今日の強さが本物である事を連勝という形で証明してほしいと思った。
3月25日(日) 2007 J2リーグ戦 第5節
鳥栖 1 - 0 徳島 (13:04/鳥栖/4,278人)
得点者:'44 高地系治(鳥栖)
【J2: 第5節】鳥栖 vs 徳島:岸野靖之監督(鳥栖)記者会見コメント [ J's GOAL ]
【J2: 第5節】鳥栖 vs 徳島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
【J2: 第5節】鳥栖 vs 徳島:今井雅隆監督(徳島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
【J2: 第5節 鳥栖 vs 徳島 レポート】前節の勢いを出せなかった徳島に、 大幅なメンバー変更からシュート16本の猛攻を浴びせた鳥栖が今季初勝利 [ J's GOAL ]
私も初勝利が見れてとてもうれしく思います。
今度はFW陣のゴールをみたい>< ただ、カモが悩んでそうな感じだったのが心配です・・・
Posted by: ペロペロン | 2007年03月26日 00:03
ペロペロンさん、こんばんは。
蒲原は確かにプレーに迷いがあると言うか・・・
入団当初はスピードあるドリブルで仕掛けてましたけど
今は玉を持ったら、ただボールを持っているという感じですよね。
蒲原も何かを吹っ切れば力を出してくれると思いますので頑張って欲しいですね。
11番は監督の期待の表れですので。
Posted by: magpie | 2007年03月26日 00:17
よかったですね。勝ち点3は、嬉しいかぎり。
監督もGMもホッとしたことでしょう。
あとは、勝ち星をひとつひとつ積み重ねていくのみです。
ひとつ休んで、気合、体力十分で勝ちましょう。
Posted by: のりっく | 2007年03月26日 01:13
のりっくさん、こんにちは。
待ちに待ったホームでの今季初勝利。
高地の素晴らしいゴールも見れて最高の一日でした。
願わくば、もう1試合してから休みに入って欲しかったです。
次節は気力も体力も充実した戦いにしてくれる事を期待したいと思います。
Posted by: magpie | 2007年03月26日 10:29
こんにちは
ようやくシーズン開幕といったところですね。
高地のシュートは自分の見ている角度からだと白い光の筋のようで、鳥肌立ちました。
カモちゃんは、迷いのある感じでしたね。今日は他のメンバーが思い切ったプレイしていたので、余計そう見えました。
イエロー貰うようなのは勘弁して欲しいが、持ち味を早く取り戻して欲しい。
グリさんを見ていて、デカ淳もグリさんのコーチングだったらもうちょっと・・・とか思ってしまいました。
グリさんはフッキやロペスの潰し役として重要な役目を負うと思うので、CB陣はさらなる復帰と切磋琢磨を期待して休み期間中の練見に精を出したいと思っています。
Posted by: zingtang | 2007年03月27日 12:39
zingtangさん、こんにちは。
確かに高地のゴールは素晴らしかったです。高地らしい正確な軌道でした。
グリさんは、昨年もシーズン通してスタメンと言うわけでは無かったのですが、
出てくればさすがベテランらしいプレーですよね。
中々、チャンスに恵まれない選手でもグリさんを見習って腐らず頑張って欲しいと思います。
休み明けにはケガの選手が復帰しそうですね。
本当に今シーズンの開幕といった感じです。
Posted by: magpie | 2007年03月27日 21:40