前半開始から水戸の動きが良かった。鳥栖の攻撃を中盤で潰し両サイドの裏を徹底的に突いてくる。特に鳥栖の右サイドを。。。
簡単に深く入られ、クロスを上げられるもフィニッシュの精度に助けられた格好。
逆に鳥栖は水戸から奪ったボールを前線に送りたいのだがビルドアップに時間がかかる。 前半８分にはアクシデントでユンが残念なことに途中交代してしまったが、その後がより遅攻に転じてしまう。

「なぜ、早くパスを出さない！」と思った。明らかに選手がボールを持つ時間が長すぎる。そして、パスを出せば受け手の所で潰される。 とにかく高い位置でボールが収まらないものだから最終ラインも上げられず、両サイドバックも中途半端な位置でポジションを取っていた。

スタンドからは選手の位置が良く分かるのは当たり前だが、 ピッチレベルでは水戸の選手だらけでパスコースやフリーの選手を見つける事が出来なかったのでは。水戸の中盤はもの凄く厚かったように思う。 ユンが交代して野崎を入れて高地がボランチの位置へ下がったが、 高地の孤軍奮闘で何とか打開しないといけないという気持ちが目立った前半だった。

ハーフタイムで売店の飲み物がすでに売れ切れてちょっとムカッときながら後半開始。
２回ゴールネットに突き刺したんだけどね、、その時の地鳴りのよう鳥栖歓声は凄かった。
でも結果的にすべてオフサイドの判定。

それにしても、後半に目立ったパスミス、さらに遅くなる攻撃、トラップミスと、 あれは夏休みの子供達に見せては行けないプレーが満載だった。 攻撃に転じようとすれば水戸に簡単にボールを取られカウンター。その繰り返しだから、まるで自分達が自分達の首を絞めてるかのようだった。 試合の中で問題を打開していく事が出来ないのだろうか。後ろの上がりを待たないと攻撃が出来ないとか、 フリーになった時点でクロスを上げてみるとか。鳥栖のパスサッカーは、第3クールなんだし相手チームも当然研究してくるし、 パスコースを限定して潰しに来る。それでも、中盤では頑として自分の型でしか攻撃を続けない。

最後の10分はフル出場している選手達の疲労度は最高潮。
ゲームの終盤ではキャプテンの高橋を下げて山口と吉田を投入し一時攻撃が活性化したが、結局得点無くスコアレスドロー。

ゲームが終わったとたん16,661人で埋まった鳥栖スタはため息。
そして、選手の挨拶を待たず、席を立つお客さん。
その光景は、今後も集客がかなりの厳しさを物語っているようだった。

Ｊ２と言えどプロのサッカークラブなんだし、しかもこれだけのお客さんが入ったホームゲーム。今日と言う試合は2度とやってこない。
例え結果がどうであろうと、プロらしくお客さんを感動させるようなプレーをしないと。

この試合に何も感じる事は無かったし、今シーズンで最悪の試合だったかもしれない。
試合終了と同時にどこかのＪ１クラブサポだと思うが「やっぱりＪ２やね。」と言い放って帰っていった。

確かに、鳥栖の右サイドはポジション取りからボールへの寄せまで最悪だった。特に黒〇、お前がパサーになってどうする？省エネプレーに徹しやがって、パス出したら次の動きを見せろよ。鐡戸の追い越しを待たんで、お前が前向いてガンガン仕掛けんかい！いくら鐡戸でもスタミナ持たんやろうが。

それにしても、この頃、キャプテンが元気ないように見えるけど大丈夫かな・・・。

8月25日（土） 2007 J2リーグ戦 第36節
鳥栖 0 - 0 水戸　（19:04／鳥栖／16,661人）
【J2： 第36節】鳥栖 vs 水戸：岸野靖之監督（鳥栖）記者会見コメント  [ J's GOAL ]
【J2： 第36節】鳥栖 vs 水戸：前田秀樹監督（水戸）記者会見コメント  [ J's GOAL ]
【J2： 第36節】鳥栖 vs 水戸：試合終了後の各選手コメント  [ J's GOAL ]
【J2： 第36節 鳥栖 vs 水戸 レポート】歓声がため息に、そして終了のホイッスル。勝点1を分け合った鳥栖対水戸戦は、水戸の守り勝ち。   [ J's GOAL ]