2009 J2第2節 サガン鳥栖vsコンサドーレ札幌
今季のホーム開幕戦はJ1から降格した強敵のコンサドーレ札幌。
昨年は今季からJ1に昇格した山形に勝ち、クラブ史上初の開幕戦勝利を見事に飾った。
私的感情からすれば、今季こそホームはすべて勝って欲しいぐらい。
J1の大分は昨年のホーム成績が11勝4分2敗という驚異的な勝率を誇った、それが今の観客動員につながっている。
「ベアスタへ足を運んでくれ。」と言われても、お金を出してまで負け試合を見せられては、新規客がリピーターになるのは難しい。とにかく、
ホームで得点シーンを見せて勝ってくれと思うばかり。
アウェイで勝ってもホームで負ければ、何のメリットもない。
開幕戦にしては、観客が6,000人程とちょっぴり寂しい結果になってしまった。これには、
私自身もベアスタへ足を運べなくて本当に申し訳ないと思った。それでも、昨季は最後まで昇格争いに絡み、天皇杯もベスト16入り。
申し分ない成績で今季開幕戦の観客数に必ず跳ね返ってくると思ったのだが・・・。
もう、J2でどうこうしている場合では無いのかもしれない。
さて、今回もTV観戦となってしまった札幌戦。
前節のC大阪戦から比べたら、2列目からの攻撃あり、島田のスルーパスあり、柳沢のオーバーラップあり、
今季のサガン鳥栖のサッカーが垣間見え非常に面白かった。
何と言っても、後半10分過ぎから山田卓とのパス交換や裏への飛び出した柳沢のクロスの精度はさすが。
ラインぎりぎりでクロスのタイミングを計る所はベテランの味が出ていたと思う。
そして、島田もやってくれました。
サイドでボールを受けると札幌の激しいチェックで倒されたりボールを奪われたりと難しい場面が続きますが、
フリーになるとすかさず出すスルーパスはさすがですね。
昨年までやられていた事を今年はサガン鳥栖の選手としてやっている姿がちょっと不思議な感じです(笑)
挨拶代わりに決めたFKは、失点した直後だったしサガン鳥栖にも新たな武器が備わりましたね。
しかし、1点目の失点は谷田の交代でマークが遅れた云々よりも、砂川のゴールを褒めるべきだと思います。 ハーフバウンドを上手く抑えてゴール隅に強烈なシュートをJ2ではあまり見れないですよね。 2失点目はロスタイムの最後の最後でやられてしまいました。集中してほしかった・・・。
それと気になった点と言ったら、狭いエリアでのパス交換が目立事ですかね。
札幌はとにかく両サイドにボールを振ってワイドに使っていましたが、鳥栖がワイドに展開するシーンは少なかったような気がします。
そこはボランチの高地の役目なのでしょうが、足もとのパスばかり出していました。
今年の鳥栖は正確なキックが出来る選手が多くいますので、そこは信じて大胆な攻撃も必要かと思います。
とにかく勝てる試合でした。
開幕から厳しい相手が続きますが、結果良ければすべて良し。
キャンプから一度も見る事の無かったサガン鳥栖のサッカーが一日でも早く見れるように祈っています。
3月15日(日) 2009 J2リーグ戦 第2節
鳥栖 1 - 2 札幌 (13:04/ベアスタ/6,572人)
得点者:86' 砂川誠(札幌)、88' 島田裕介(鳥栖)、89' キリノ(札幌)
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