立ち上がりから愛媛は自陣にサガンが攻め入るまで高い位置からプレスをかけて来ない。かなり、 中盤にもスペースがありサガンのポゼッションが機能しているように見える。サガンの狙いははっきりしていた。 中盤でボールをキープするとFWの2人が一斉に相手DFの裏を獲り行く。 そこへスルーパスなどがあったが惜しくもオフサイドになってしまった。

前節とは違いサガンの試合への入り方は非常に良い。そして、左サイドからFKを得るキッカーは山口。 蹴ったボールはゴールの方へ向かってファーサイドへ、そこへユジンが走りこみ相手と競りながらもジャンプしてダイレクトで足に合わせる。

前半7分 DF5．キン・ユジン　0－1

先制点ｷﾀ━━！！！
ユジンが頭じゃなく足で放ったシュートは強烈だった。セットプレーから得点したのは前回のこれまた愛媛戦じゃなかったけ？？しかも、 またまた山口→ユジンのホットラインも前回の愛媛戦とまったく一緒。もうこうなると山口とユジンの相性は抜群といっても良いでしょうね。

愛媛も失点してから攻めあがって来るも、高い位置からサガンのプレスが効果的に効いて攻め込む事が出来ない。 逆にサガンも愛媛の両サイドに空いたスペースに玉をだして走りこませサイド攻撃をしかけるもパスミスあり、 精度の良いクロスが入らないなど完全に試合を支配しているのになかなか追加点が奪えなかった。

そんなもどかしい時間が続くも、またまた今度は右サイドコーナー付近からのFK。
キッカーはもちろん山口。。

と、言う事は・・・

前半37分 DF5．キン・ユジン　0－2

追加点ｷﾀ━━！！！
山口が蹴ったボールはファーへ。そこには、ユジンがポジションを取っており相手DFと競り合うも頭1個分高かったユジンの頭へピシャリ。 またまた、山口→ユジンのホットラインから喉から手が出るほど欲しかった追加点だった。その後もサガンの猛攻は止まらず、 高地のクロスにフリーの新居が頭で合わせる決定的なチャンスがあったものの3点目までは奪えず前半が終了する。

【J2：第19節】愛媛 vs 鳥栖：ハーフタイムコメント  [ J's GOAL ]

さぁ、期待の後半がキックオフ。
ミスは少々あったものの前半の主導権は完全にサガンが握っていたので、後半は得点ラッシュを期待していたのですが。。。 愛媛のサッカーが前半とはガラッと変わった。 サガンが中盤で縦にパスを出すとそこには愛媛の選手がプレスをかけアグレッシブに奪い一気にカウンター。 右サイドへ切り込まれるも長谷川と高橋がタッチラインギリギリでカットする。しかし、そのボールをまた愛媛が奪い再度、駆け上がった選手へ。 長谷川のスライディングをかわし低いクロスを入れられ走りこんで来た選手に頭で合わせられ失点。

前半5分　1－2 田中（愛媛）

毎度の事ながらカウンターを受けるとDFラインも含めどうしてもバタついちゃいますね。 後ろから走りこんでくる選手のケアがなかなか上手く行きません。その後も、 サガンの玉離れの悪さやイージーなパスミスが目立ち自分達のペースに持ち込めない。と言うよりも、 それ以上に愛媛の集中力が上回っていた感じ。まさに、ホームでの戦い方をし始めている。

その後も、ボールを奪った愛媛はすぐにカウンターへ。 サガンは中盤でボールをキープできないの右サイドの長谷川が中途半端な上がり方になり、右サイドをことごとく突かれる。まだ、 時間は十分残っており危険な時間が続く。愛媛は後半15分辺り立て続けに攻撃的なMFを2人投入しさらに勢いづいた感じに。

後半20分　[交代]　MF8.ユン→FW9.鈴木
後半27分　[交代]　MF7.濱田→MF28.廣瀬

この交代でFWは新居と鈴木の2トップに、山口がユンの位置に入る。 相手DFも疲れてMFも攻撃的な選手を入れて前掛りになってきているので廣瀬のスピードに期待したのだが今日の廣瀬はなんか安定していなかった。 しかも右サイドから上がってくる長谷川も高い位置でフリーでもらっているのになぜ相手のプレッシャーが掛かる前にクロスを入れないんだ？？ かならず、内に1回フェイントを入れて外に持っていくよね。もう、相手DFも動きを読んじゃってるし。。 切り込みをかけないとクロスを上げたらいけないのかな？？約束事？？

山口のスルーから新居が相手GKと1対1になるもGKの好守に阻まれる。鈴木もGKと1対1があったが・・・ 右のシュートコース切られたら左足使ってファーのサイドネットへシュート打てよ。。。などなど、決定的なチャンスが3、4回はあったかな。 それでも追加点が奪えなかった。。後半は終始愛媛ペースでいつ同点にされてもおかしくない緊迫した状況が続く。

後半40分　[交代]　MF34.山城→MF6.村主

そのまま、右サイドばかりを狙われたカウンターを耐えに耐えて試合終了。
( ´ー`)ﾌｩｰ．．．
ハラハラドキドキの勝ち点3ゲット！！！

後半は本当に危なかった。でも、シュナがあまり目立ってなかった所を見ると前回と同じく愛媛の決定力に助けられたと言う事か。 色々修正しなければ行けない所もあるがとりあえず勝った事で良しとしましょう。選手の皆さんお疲れ様でした。そして勝ち点3をありがとう。 愛媛まで応援に行かれたサポの皆様、本当にお疲れ様でした。

次節はお休みなので選手達はゆっくり休養して6月11日の湘南戦に望んで欲しいと思います。次こそはホームで勝ちが見たいぞ！！

6月2日（金） 2006 J2リーグ戦 第19節
愛媛 1 - 2 鳥栖　（19:04／愛媛陸／3,641人）
得点者：'7 金裕晋（鳥栖）、'34 金裕晋（鳥栖）、'50 田中俊也（愛媛）
松本育夫監督（鳥栖） 記者会見コメント
望月一仁監督（愛媛） 記者会見コメント
試合終了後の各選手コメント